エンジニアに大切かもしれないストレスと脳内物質の話

2020-06-11

こんちわー、しょーです。

みなさん、毎日楽しくコード書いてますか。
目まぐるしく変わっていくテクノロジーにキャッチアップしてますか。
やっと分かってきた周辺の技術と知識、気付けばoutdatedやん😇みたいな日々に負けず
技術向上してますか。

私はたまにわからなくなります。

やる気がある時、意欲がない時、現代社会、ましてやテクノロジーのお仕事をしているといろんな出来事が起こるので
自分の意識もあっちこっち忙しくなったりします。

なんであの時やる気があったんだろう、どうして今は手につかないんだろうとか、そんな状態の時って頭の中どうなってるん?
と思ったので、少し人間の体について調べてみました。
これを知ることで、ほんの少しだけ自分をコントロールできる気になるかもしれません。

私の個人的調査と意見によるものなので鵜呑みにはしないでね。
今回はオフザコードっぽいお話にしてみます。

さて、ストレスと脳内物質の話をしよう。

エンジニアに忍び寄るストレス

何をどうストレスに感じるかは人それぞれです。
私はもともと色々なものを敏感に受け取ってしまうタイプなので当てはまらない部分もあると思いますが、
エンジニアとして働き初めて、こういう部分が気になるようになったなぁと思います。

  • 変わりまくるテクノロジー、日々のキャッチアップが準必須になる環境
  • 技術がモノを言う環境下、そこでの自分の存在力量と周りとのギャップ
  • 流動的な開発、様々なセクションとの連携
  • 忍び寄る納期、積み重なるタスク
  • 生活習慣の乱れ
  • 仕様書、レビュー、自分の実装、何事も疑う毎日

列挙するとキリがありませんね。人によっては全く気にしない人もいると思います。
しかし、一度気にし始めると色々なものが気になり出したり、それが悪循環になって体調を崩してしまうことだってあります。
新しいものってステキ、物作りって楽しい。
そんなモダンで楽しいはずだったお仕事も、気付けばストレスの源になっていた、なんて将来が来るかもしれません。

仕事環境が比較的自由になりつつある業種ですので、ある程度セルフマネジメントをしっかりしないといけない部分があるかもしれませんね。

やる気があってガンガンお仕事をするとき、逆にゆっくり休息をとってリラックスするとき、いい感じにバランスをとりたいものです。
それが難しいんだけどな!
できれば、そう言う状態をコントロールしたい。
そんな時は、体の仕組みを少し勉強したらちょっと参考になりそうでした。

あなたを作る脳内物質

我々人間には感情があります。

「っしゃぁやるでえええ」
「イエス!キタコレェ!」
「・・・むり。」

意欲が湧いたり、興奮したり、怠くてしょうがない時など私達の気持ちが左右する時は、脳が分泌物を出してあなたを作り出しています。

大きく分けて、以下の脳内分泌物があります。

  • ドーパミン
  • アドレナリン
  • ノルアドレナリン
  • セロトニン
  • メラトニン
  • アセチルコリン
  • エンドルフィン

これらには気持ちを左右する効果があり、あなたが感情が”そう言っている”時はこれらがそうさせているようです。
それぞれ役割や分泌するキッカケなどあるので少しまとめてみましょう。

ドーパミン

楽しいことや、快く感じている時に分泌される物質で、やる気の源になります。
勉強したい、運動したいなど欲求を起こすもので、心を活性化させるのに重要な役目を担っています。
”快感ホルモン”とも呼ばれるようで、お仕事頑張るマンにしてくれます。

コントロールのヒント

自分に報酬を与えられることで分泌します。
褒められたり(それが嬉しいと感じれば)、自分で褒めてあげたり、モチベーションが上がるような音楽を聴くのが効果的とされているようです。
よっしゃ!と意気込むときと、目標を達成した時にも出るので、小さな目標を立てて達成していくのもいいかもしれません。

アドレナリン

ドーパミンの後に値する物質で、心身ともに強化してくれます。
興奮して、ガンガン行動する時に出るので、筋トレや運動時などはいつもより力が出たりします。
ごりごりコーディングしてコミットしまくっている時などはこれが出ているんでしょうね。

コントロールのヒント

叫んだり、大声を出すことで意図的に分泌させることができます。
よくアスリートやマッチョマンが重いモノを持ち上げたりする時に叫んでいるのはこれが理由ですね。
また筋トレの話

興味深かったのは、アドレナリンは対ストレスホルモン、ストレスと闘うホルモンでもあるのですが、頑張っている時にも出ます。
なので、たくさん頑張っている時などずっと交感神経が活発化していると過剰分泌され、逆効果になってしまいます。
過剰に分泌されてしまうと、後に喪失感がやってくるので気をつけないと。

ノルアドレナリン

思考力、集中力、注意力を担う物質です。エンジニアにはとても大切な物質な気がします。
別名、闘争&逃走ホルモンなんて呼ばれています。
アドレナリンと似た分泌物ですが、バランスの良い分泌量が必要で、多すぎても少なすぎてもいけません。
多すぎると闘争ホルモンとなり、怒りやイライラ感を引き起こし攻撃的な感情を引き出してしまいます。
逆に少なすぎると逃走ホルモンとなり、思考力や集中力の低下、注意散漫、無気力の源になって精神的なバランスを崩す原因になってしまいます。

コントロールのヒント

適度なノルマを設定して、適度なプレッシャーをかけることで分泌を促進させることができます。
適度な休息を取ることで副交感神経の活動に寄せることができるので、分泌を抑制できます。
集中力はできるだけ保ちたいけど、やりすぎは禁物よってことを証明してくれる物質ですね。

セロトニン

幸福感、不安の解消、心のコントロールを担うストレスマネジメントにはとても大切な物質です。
もはや私はこれについて調査したかったと言っても過言ではない、、、。
日々に満足していたり、元気いっぱいに毎日過ごせている間はセロトニンが正常に分泌されていて前向きな状態です。
前向きと言っても活発にしてくれる分泌物ではなく、安定と平和を宿らせる優しくて暖かい分泌物。
これが不足すると、ネガティブになったり、不安を抱くことが増え物事に過敏になってしまいます。

コントロールのヒント

太陽光が網膜から脳に伝わると分泌されるので、日光に当たろう。
エンジニアが体調バランスを崩してしまうのが多い原因の一つかもしれないですね。
適度な運動(リズム運動が良いらしい)が分泌を促進してるようです。

セロトニンを合成するにあたって、トリプトファンと言う物質が合成元になります。
このトリプトファンは体内合成ができないため、食事によって蓄える必要があるんですね。
主に摂取元は

  • 乳製品
  • 豆製品
  • マグロやツナ
  • バナナ

から摂取できるのですが、合成にはまたビタミンB6が必要になります。
こちらは

  • 肉類
  • 魚類(さんまといわしが良きみたい)
  • バナナ

から摂取可能のようです。やっぱりバナナってスーパーフルーツなんだね。

これらが全てではないですが、少し意識するとセロトニンの分泌を助けることができるかもしれない。
まぁ、高ストレス状態だと、外出、運動、食事、どれもハードル上がっちゃうんですけど、、、。
意識するだけでもしないよりは良いですね。

メラトニン

睡眠ホルモン。睡眠を担うホルモン。メラトニンはセロトニンとお友達です。
セロトニンがメラトニンの元になり、十分なセロトニンの分泌が十分なメラトニンの分泌を引き起こす、つまり睡眠の質が上がると言うことになります。
セロトニンとは逆で、目に入る光が現象すると生成されるので夜に分泌が活発になります。(夜勤の人は体調壊しやすくなるね、、)

コントロールのヒント

光が目に入らない環境を作るのが大切です。遅くまでモニターやスマホを覗いていたりすると生成の妨げになります。
寝る準備をするにつれて間接照明にしたり調整していくのも良いと思われます。
日中は日光を浴びてセロトニンをたっぷり生成して、夜は蓄えられたセロトニンをたっぷり使ってメラトニンの分泌量をあげるのが睡眠の質をあげるコツとなりそうですね。

アセチルコリン

記憶力、閃きを司る物質で、勉強や仕事効率にも影響する者です。
睡眠中や寝る前のウトウト感の時に分泌され、睡眠中の記憶の整理をする物を覚える事に非常に重要な物質です。
さらに、アセチルコリンは閃きを促進する物質でもあるので、地頭がいい、頭が切れる人はこれがしっかり分泌されているイメージです。
副交感神経を優位にするので、心身の休息を施します。

コントロールのヒント

新しいものに触れる、経験すると分泌を促進できるので好奇心を抱くことが大切になりそう。
睡眠中や寝る前のウトウト感に放出される”シータ波”と言うのが影響しているようで、リラックスした環境を作り出すことで生成を施すことができるよう。
また、大豆製品から摂取できる”レシチン”が元になるようなので意識的に摂取するのもよさそうですね。
また、喫煙はアセチルコリンの生成を阻害するみたいです。

エンドルフィン

幸せホルモンとも呼ばれ、ストレスを和らげる大きな力を持った物質になり、脳内麻薬とも呼ばれるほど強力です。
辛い状態や脳にストレスがかかった時に、緩和させるために分泌される場合と、幸せ、幸福感、癒しを感じた時に分泌される状態があるのが脳内麻薬の元になるものです。
免疫力を高める効果もあります。

コントロールのヒント

満腹感を得た時、ペット、パートナーとスキンシップを取る時などに分泌されます。
幸せだなぁと感じる時、脳内ではこのエンドルフィンが分泌されます。
誰しも幸せを感じたいですよね、求めますよね、脳内麻薬です。

と言うのが主な脳内物質になります。

ストレスとの向き合い方は様々

まとめ方が自分らしくなくて好きじゃない。。

とりあえず、主な脳内物質をまとめてみました。

ストレスとなり得るものは我々が生活、仕事をする環境にはたくさんあり、ストレスでなかったものがストレスに変わったりすることもあります。
抱え込むな、リフレッシュしろと言うのは簡単ですが、実際現代社会というか我々エンジニア業界隈で心身を健康に整えるのは簡単なことではないと思います。
私自身、まだまだ業務上では無力だし、仕事だけが全てではないのでいろいろ思うところはありますが、、ストレスと共に生活していくって大変ですよね。

いろいろ一丁前に書いてみましたが、もし自分の好きなものがあったり自分なりにリフレッシュできるものがあるのであれば、それをやってみたりするのがベストではなかろうか。いろいろな環境はあるけどね。

その上で、自分もこの脳内物質なども参考にしながら頑張りすぎないように頑張ろう?と思います。
というか私たちの感情って所詮脳内物質に左右されてるだけなのか、、複雑。

では、たまにの丁寧な記事でした。
直接的な技術の話ではないけど、間接的な部分だと私は思うし勉強できてよかったです。

今日もお疲れ様でした、おやすみなさい。